園からのお知らせ

NEWS

認定こども園捜真幼稚園2022年7月園だより

光の子として生きる

1ヶ月程前のことです。入園当初は登園時はもちろん保育中も思い出しては、「お母さん」と言って泣く新入園児のAちゃんが、便座に座りながら笑顔で「お母さんだいすき…神様ありがとうお母さんをくださって」と大きな声で讃美歌を歌っていました。Aちゃんの喜びと落ち着きに満ちた表情に思わず私も嬉しくなり、一緒になって賛美してしまいました。ご自宅でも讃美歌を嬉しそうに歌う我が子の姿を見たことがあるのではないでしょうか?もちろん幼稚園で覚えて来たことを、再現している姿でもあります。本当にそれだけなのでしょうか…
 私は幼い頃は、消極的でなかなか言葉を発することができない子どもでした。しかし、讃美歌を歌う時には、不思議と大きな声で歌う事ができていました。今思えば神様に賛美することで、自分に注がれている神様の恵や守りに気づき、心から委ねる喜びに満たされていたからだと思えるのです。讃美歌にはその様な不思議な力が備わっています。コロナ禍の今、皆様と賛美する機会が持てないことがとても残念に思えてなりません。
 皆さんの中には、好きなアーティストの歌ならまだしも、讃美歌を賛美するのはと思われる方もいらっしゃることでしょう。大人になると子どもの頃の様に、無垢な心で賛美することに抵抗を覚えることでしょう。
しかし、聖書では、光の子として歩むために、『主に向かって心からほめ歌いなさい』とエフェソの信徒への手紙5章19節に賛美への勧めが書かれています。心から賛美することは、神様に賛美を捧げることにとどまらず、私たちの沈んだ心にも、イエス様が光を照らし、光の中を歩む力を頂けることなのです。それゆえ、光の中を歩むために、心から褒め歌いなさいと勧めているのです。
是非お子様とその時歌っている賛美歌を一度一緒に賛美してみてください。5月讃美歌の「あそんでいても」6月の「かみさまイエスさまありがとう」は、元園長東間千鶴子先生の作った讃美歌ですので、載せておきます。
子どもたちと一緒に賛美することで、きっと恵の光に包まれ、喜びに満ちた豊かな時間を親子で過ごせるに違いありません。
子どものようにならなければと聖書に書かれているように、大人は神様の勧めを子どものように素直に行うことに躊躇しがちです。しかし素直に聞き従う子どもは、大人以上に神様の恵を感じているのではと思わされる場面が、保育の中では暫し起こります。
以前よりはコロナの不安は少し軽減されていますが、物価高騰や戦争など世界情勢、私たちには常に新たな不安や心配が押し寄せてきます。大人だから大丈夫と頑張らず、子どものように素直に賛美し神様に照らされて自らを光輝かせ、共に光の中を歩んでいきませんか? 
皆様の歩みを、神様が明るく輝かせてくださいますようにお祈りしております。    

 副園長 岡野きよみ

 

ページのトップへ