認定こども園捜真幼稚園12月園だより
主が知らせてくださったこの出来事を見て来よう
“御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」”
ルカの福音書 2章15節 新改訳
クリスマスは誰もが知るキリスト教行事ですから、皆様も幾度か家族や友だちと祝っていらしたことでしょう。今年は是非捜真幼稚園のクリスマス礼拝にもご参加くださり、本当のクリスマス、イエスキリストの誕生の意味を知って、我が子と共に喜びのクリスマスをお迎え頂ければ嬉しいです。
捜真幼稚園のクリスマス礼拝では年長児が自分の役割を担い、クリスマスストーリーをページェントによって表現し、イエスさま誕生の喜びを伝えてきました。今年の年長児の中には、昨年の年長の姿に憧れ、随分前から「ページェントの楽譜を見せて」と保育者にねだりピアノを弾いている子どもがおりました。ページェントを楽しみしている子どもの姿を目にし、嬉しく感じた次第です。
私も幼い頃通っていたキリスト教主義幼稚園や、教会学校のページェントに何度も参加し、いろいろな役をしてきました。しかし実は赤面症で引っ込み思案であった私は、毎日先生に指されないようにと祈っていた消極的な子どもでした。ですからページェント=緊張のはずが、不思議とページェントだけは神さまがイエス様誕生の喜びを伝えなさいと私に託しているのだと思え、勇気が湧いてきたのです。赤面症の私にもかかわらず神さまは託し、力をくださりやり遂げられた時の喜びを今でも覚えています。今年も神さまが年長児を豊かに用いてくださり、ページェントを通してクリスマスの喜びが皆様に届くことでしょう。
上記の聖書箇所にあるように、神さまは最初に社会的弱者である羊飼いにこの知らせを届けました。天から歓びの知らせが届き、羊飼いは戸惑ったことでしょう。しかし彼らは話し合い、主イエス誕生の場所に出かけたからこそ、最初に救い主イエスに出会いその喜びを味わうことができたのです。羊飼いのように、この機会に皆様で声を掛け合い、喜びのクリスマス礼拝に参加して、本当の喜びを一緒に味わいませんか?
いよいよ新会堂建築工事も始まり、今年は現在の教会礼拝堂で行う最後クリスマスになるでしょう。是非クリスマス礼拝やアドベント礼拝に参加くださり、皆様それぞれに届けられているクリスマスの喜びを共に喜び合える時となりますようお祈りしております。
副園長 岡野きよみ