認定こども園捜真幼稚園2017年10月園だより
光り輝いて
今年度の園生活も半ばを過ぎ、いよいよ子どもたちの遊びが輝く季節となりました。年主題「愛されて育つ」を掲げて保育をしてまいりました。子どもたちも保護者の皆さんも、そして保育者の私たちも、捜真幼稚園と出会い、神さまと出会い、愛されている実感をもって過ごせるようにと祈ります。さて、愛されていると感じるのはどのような時でしょうか。特に幼い子どもにとっては生活を自分で組み立てることはできませんので、自分の思い、考え、行動がよいものとして受け入れられ実現する時、自分がありのままで愛されてる、この世界に肯定的に受け入れられていると感じるのではないでしょうか。ですから子どものそばにいる私たちは、できるだけその声を聴き、その思いや考えを実現できるように手伝う使命が与えられています。これはわがままをきくということではありません。心と体が自由になってきて、世界の不思議さに目をとめ、自分で確かめようとする思いを共感してもらうと、自信をもって試行錯誤したり、こだわりを他の人に説明したり、今度は自らお友だちの言葉に耳を傾け共感したりする姿が見られるようになります。愛されると育つのです。10月はこんな子どもたちの姿があふれているのです。
捜真幼稚園の運動会は”遊びがいっぱい”とついています。この遊びこそ、子どもたちのこだわりであり、探索の姿であります。日々の遊びの中で、皆で楽しめるような競技を子どもたちが作り上げていきます。ですから、何かできるようになったことだけに目をとめるのではなく、子どもたちが何を面白がって、何にこだわっているのかに目をとめ、一緒に面白がってみていただきたいと思います。
イエスさまは「あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」(マタイによる福音書5:16)とおっしゃいました。子どもたちは神さまに愛されて、自信をもって自分の光を輝かしています。私たち大人も神様にありのままを愛していただいているのですから、光輝いていきましょう。
園長 寺田 千栄