認定こども園捜真幼稚園2018年5月園だより
新学期が始まって1か月がたちました。やっと緊張がとれて泣いている人もいますが、子どもたちは各々に好きな場所、お友だちを見つけて遊びだしています。私たち保育者も、子どもたちの興味、関心がどこにあるのか、遊びを通して見つけ、環境を整えているところです。毎日会っているうちに、まず担任に親しみをもち、遊びで出会った保育者にも親しみをもってくれるようになります。すると、ここは安心できる場所、私の場所だと信じて、のびのびと園生活を楽しめるようになるのです。疑り深い大人になってしまった私は、このような子どもたちをとても羨ましいと思うことがあります。つき組(1歳児)の子どもたちもすでに、たまにしか会わない園長がのぞいていると、親しみを込めた笑顔で近寄ってきてくれます。自分を受け入れてくれる人を無条件で信じて、ありのままの自分を見せ、任せることができる。これが信じる力です。
イエスさまは「子どもたちをわたしのところに来させなさい。天の国はこのような者たちのものである」マタイによる福音書19章14節とおっしゃいました。「このような者」とは、信じる力を持っている者です。自分を受け入れてくれる人を信じて、全てをお任せする。私たちもそのような信じる力を求めていきましょう。なぜなら、その力を手に入れると子どもたちのように、そのままの自分を愛することができるようになるからです。自分を愛することができる人は、他者を愛することができる人です。この愛は神さまからいただかないと枯渇してしまいます。
これから1年間、子どもたちは礼拝で神さまの言葉(聖書)を聞いて、心に吸収していきます。神さまを信じる力を身につけると私たちは強くなります。周りに左右されなくなるからです。ご家族の皆様も、園だよりの礼拝カリキュラムを見て、聖書を開いて読んでみてください。きっとその時に必要な言葉をいただくことができるでしょう。