園からのお知らせ

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認定こども園捜真幼稚園2019年2月園だより

つながっていなさい

 昨年のクリスマスに嬉しい出来事がありました。一つは、捜真バプテスト教会に新しいメンバーが2名加わり、そのお二人とも捜真幼稚園にお子様が入園したことによって、教会と出会われた方でした。もう一つは、10数年ぶりに社会で活躍している卒業生と再会できた事です。この様な繋がりを持てるのも、教会と共にある幼稚園だからだと感謝しております。長年勤め続けていると、繋がり続けられるこの環境は、捜真幼稚園に携わった人に与えられている大きな恵であることを、より深く感じるようになりました。皆様との出会いもしかり、日々嬉しい出会いや再会など人との繋がりによって生かされ、人生を豊かにして頂けていることに感謝しております。しかし人との繋がりは、嬉しいことばかりではありません。人との繋がりには自ら繋がろうとした交わりもあれば、父母や家族、地域、学校、職場など自ら選ぶことのできないものもあるからです。私たちは、価値観や思考に合う人との繋がりは喜んで求めていくことでしょう。時には、自分に益となると思う相手とは我慢しつつも付き合うことでしょう。しかし自分に不利益と思えない人や馬の合わない人に対しては、繋がることを拒み、冷たい態度をとってしまいがちです。
聖書にはこの様な箇所があります。『わたしにつながっていなさい。わたしもあなたがたにつながっている。』ヨハネによる福音書15章4節
この聖句は、1、2歳児の3学期礼拝の中で唱和している箇所です。
この後には『わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。』と続きます。
つまり、主イエスはぶどうの木で私たちはぶどうの枝であると説いたたとえ話です。ぶどうの枝はぶどうの木に繋がっていなければ豊かな実を結ぶことができません。
 私も身勝手なところがたくさんある人間ですから、繋がりを持つことを拒みたくなる相手もいます。その様な時には先ずイエス様にそのままの思いを祈るようにしています。するとイエス様は、私が受け入れがたい相手をも愛しておられること、自らが傲慢ゆえ相手を受け入れる器が小さいことに気づかされるのです。祈っただけで相手を好きにはなれません。しかし相手の思いに立って考える心のゆとりが自然と生まれ、相手に寄り添う気持ちを持てる様に自分自身が不思議と変えられていくのです。イエス様に繋がる事で豊かな実を結ぶとはイエス様に繋がることで神様の愛は私が繋がる前から注がれていたことを知り、自己中心的な人との繋がりの殻を破り、神様が愛しておられる存在として相手の思いを理解し寄り添い、隣人を愛する心を持てる様にと導いてくださる事なのです。
 皆様が今年度出会った人との繋がりが、これからの歩みを更に豊かなものへと導いていけますように、祈っております。今は、幼稚園に通ってくることで精一杯の保護者の方も、捜真幼稚園には捜真バプテスト教会があり、いつでも戻ってこられる場所であること…そして主イエス様はいつも、いつまでも皆様と繋がっており、神様の豊かな愛を注いでくださっている事も忘れないでいてください。             

副園長 岡野きよみ

 

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