認定こども園捜真幼稚園2019年4月園だより
新しい年度が始まりました。今年は日本の元号も「令和」と改まったこともあり、思いを新たにする方もいらっしゃるのではないでしょうか。幼稚園でも4月1日から一変、朝の空気が変わりました。園中に泣き声が響き渡り、まだ園になれない保護者の方の心配そうな雰囲気、今年度から導入され、まだまだ試行錯誤の中にあるアプリ、また長時間保育の在り方も変わりましたから朝のお支度も迷われていることでしょう。(いろいろとごめんなさい)より良い保育にしていくために、変わっていくこともありますが、私たちには絶対に変わらず、いつも見守って下さるイエス様がいらっしゃいます。そして捜真幼稚園も神様が創ってくださってから、ずっと守られ、導かれてきました。だから大丈夫と、心から申し上げることができます。
今年度の主題は「ことばに満たされて~ひびきあう~」となりました。「ことば」とは文字通り、音声の言葉もさしますし、もっと大きな意味で、コミュニケーションとしてのまなざし、雰囲気、スキンシップなども含んでいます。そしてもちろんすべてに「あたたかい」が着くのです。一人があたたかい言葉でその場を満たすとき、それは響き合ってその場の雰囲気を心地よくしていきます。逆にもしも冷たいことばで響きあうと、その場はいたたまれない雰囲気となるでしょう。特にやわらかい心をもった子どもたちの周りには、あたたかい「ことば」が満ち溢れる必要があります。子どもたちにとって大好きで大切な大人からたくさんの「ことば」をもらって、大きく成長していけるのです。また、子どもたちに届ける「ことば」として聖書の御言葉も大切にしていきます。
聖書においては、「ことば」はイエス様をさします。「初めにことばがあった。ことばは神と共にあった。ことばは神であった(ヨハネによる福音書1:1)」たとえ私たちの「ことば」が冷たいときがあっても、イエス様はいつも変わらずあたたかく私たちを包んでくださいます。そのことを信じて、「イエス様、私のことばを今日も導いてください」と祈りつつ、歩んでいきたいと思います。
子どもたちが、あたたかい「ことば」に囲まれて、「幼稚園は私の安心できる場所だ。この世は私を歓迎してくれている」と信じて生きることができるように、力を尽くしてまいります。どうぞ宜しくお願い致します。