認定こども園捜真幼稚園2020年3月園だより
今年度も卒業生を送り出す3月が間近となりました。この一年は、皆様にとって感謝に満ちた日々でしたでしょうか。
私が今年度心に留め、大切にしながら保育してきたことは、知識や経験に頼らず、今までよりも丁寧に保育することです。丁寧に周りを見回すと見過ごしてきた事の中に喜びや驚き、発見があり日々与えられている恵みに感謝することができました。その反面立ち止まると時間が奪われ、ゆとりの無さとの戦いでもありました。何でこんなことを私がと、素直に感謝できない試練や不平に覆われる度に、河野進さんの詩に、励まされてきました。
「天のお父さまどんな不幸を吸ってでも はく息は感謝でありますように
すべては恵みの呼吸ですから」
試練も神様の恵みであると幾度となく神様の愛に立ち返り、感謝し、祈ることへと導かれたかわかりません。
『わたしたちの主イエスキリストの名により、父である神に感謝しなさい。』
エフェソの信徒への手紙5:20
丁寧な保育を実践するに伴う試練も神様の恵みだと感謝すると新たな神様の恵みに気づき感謝へと導かれ不思議と更なる恵みが私を満たしてくれました。神様への感謝をする度に、河野進さんのもう一つの詩が心に染みた一年でもありました。
「あたえて あたえて もうなくなっても 感謝は両手いっぱい 残っています
それがまた あたえるものに かわるから不思議です」
子育てに奮闘される皆さんの日常は、自分の思い通りにいかない事にイライラしたり、自分を不快にさせる相手に当たりたくなったりと、妥協や我慢の連続です。しかし自分にとっては排除したい妥協や我慢する出来事は私を育ててくださる神様からの恵みと感謝をすると世界が違って見えるのではないでしょうか。手をかけてあげられる子どもの存在は愛おしくもあり、神様から頂いた恵みと感謝することはできるのではないでしょうか。与えられる試練や困難の中にも注がれている神様の愛と恵みに感謝することで、より丁寧に子どもや家族に向気合う思いに立たされます。
どんな不幸を吸ってでも はく息は感謝でありますように すべては恵みの呼吸ですから
あたえて あたえて もうなくなっても 両手いっぱい残っている感謝をあたえるものに…
皆様との出会いに感謝しつつ、今後皆様に与えられる試練を、育てたもう神様の恵みと感謝しながら歩む先には、恵みと喜びが満ち溢れますにお祈りしております。