このみ言葉は、イエスさまが十字架におかかりになる直前に、弟子たちに残された言葉です。イエスさまは、ご自分がいなくなった後の弟子たちを心配してこのように語られたのでしょう。しかしこの言葉は弟子たちへの信頼がないと言えない言葉でもあります。その通り、イエスさまが十字架にかかった後、弟子たちは逃げまどい、困惑しますが、イエスさまの復活に出会い、立ち直って勇気を出して、イエスさまを全世界に伝えました。私たちも子どもたちに信頼して、勇気を出して自分の世界に立ち向かっていけるように見守りたいと思います。
　先日年長組と自然教室に行ってまいりました。コロナ禍での自然教室で心配もたくさんありましたが、楽しく過ごすことができました。プログラムの中でシール集めがありました。宿泊施設のいろいろなところにシールの入った缶を置いておき、皆はシールの台紙をもって探します。６つのグループシールがあって、４つは館内に置いてありますが、もう2つは小野先生と私が一つずつもっています。私を見つけたら、ジャンケンをします。小野先生を見つけたらクイズを出されて、全問正解しないとシールをもらえません。クイズは自然教室でのことですが、最後の質問は、「いつも私たちと共に居て、守ってくださるのは？」という質問です。どのグループもそんなの簡単という感じで、即答だったそうです。中には「そんなの神さまに決まってるじゃん」と答えた人もいたそうです。
　　私たちも子どもたちのように、胸を張って「いつも私を守って導いてくださるのは神さまです。」と言えたなら、困難があっても、勇気をもって立ち向かっていくことができるでしょう。子どもたちは園という社会で勇気をもって毎日過ごしています。皆さんは何に踏み出していきますか。