園からのお知らせ

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認定こども園捜真幼稚園2022年5月園だより

「妨げるもの」

 入園式でもお話ししましたが、イエスさまに触れていただくために、人々が子どもたちを連れて来た時、弟子たちに追い返されそうになったところから始まる聖書の言葉を味わってみたいと思います。イエスさまはその弟子たちをお叱りになり、「子どもたちを私のところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである」(マルコによる福音書10:14)とおっしゃいました。
 私たちが本質を見よう、近づこうとするとき、必ずこの「妨げる」ものが出てきます。
子育てにおいてもそうかもしれません。出産したばかりの方は「生まれてきてくれてありがとう」という気持ちでいっぱいになりますが。その後始まる忙しさの中で、また子どもの成長と共に、この気持ちを「妨げる」ものが私たちの中にふつふつと湧いてくるのです。
 この「妨げる」ものをお叱りになり、遠ざけてくださるのはイエスさましかおられません。実際にイエスさまは宣教を始められる前に、サタンと対決されました。(マタイによる福音書4:1-11)この「妨げる」ものは、一見本質に似ている言い方で誘惑してきます。
 私たちは子どもたちの健やかな成長を願って(本質)ご家庭と協力しながら子育てをしていこうとしています。世の中には「子どものためですよ」と言い寄ってくるものがたくさんあります。その中で本質を見失わないためには私の家庭に、この幼稚園に子どもを預けてくださった神さまの御心を求めていくことです。子どもたちは一人ひとり違います。持ち味も違います。それぞれが健やかに育つために良い環境として、私たちのところに神さまが与えてくださったことを信じるとき、はじめて謙虚に「神さま私になすべきことを教えてください」と祈り求めることができます。また、子どもは本質を見抜くことが出来るので子どもを通して、大人が自分の至らなさに気づいて落ち込むこともあります。そこで負のルーティーンに引きずり込まれないで、神さまが自分に与えてくださっている力を信じて成長させてくださいと祈ることもできます。
 聖書は本質を語る書物です。どうぞ時折御言葉に触れてみてください。

園長 寺田 千栄

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