認定こども園捜真幼稚園2023年8月園だより
7月20日「なつのつどい」で1学期の教育標準時間保育を終了し、夏期保育が始まりました。
今年の夏休みから、長時間保育の園児が登園するだけでなく、夏休み中の親子が参加できる「ラジオ体操」や「図書室開放」を開催しています。
また8月には各学年別に夏季保育を実施して、夏休み中の園児たちも集まり楽しく過ごします。
9月4日から2学期の教育標準時間保育が開始となります。
「わたしは雲の中にわたしの虹を置く」創世記9:13
この言葉は有名なノアの箱舟のお話で神さまがお語りになった言葉です。 「虹」はヘブライ語で弓を示す言葉でもあると聞いたことがあります。雲の中は神さまのご臨在されるところという意味なので神さまはこの地上に弓を弾くことはしない。この地上の生きとし生けるものを祝福し続けるという神さまの契約の印として、「虹」がおかれているのです。この地上に弓を弾くのは人間です。今地球上のありとあらゆる問題は、人間が引き起こしています。お互いに武器を持って戦争をしたり、自分の権利だけを優先して、人を傷つけたり、地球上の限りのある資源を譲り合うのではなく、力で奪い取ったり、そしてそれを人間だけが自分のために使って生態系や気候まで変動させています。
この罪の世にイエスさまは来てくださいました。そして、神の身分を捨て、弱い立場の人に寄り添い、小さきものに価値を見出し、地上のすべてを救うために命を投げ出されたのです。これはまさに神さまにしかできないことでした。私たちは、今もなお罪の中にいますが、このイエスさまの生き方を思い起こすことができます。虹を見るたびに、どんなに神さまが私たち一人ひとりに価値を置き、愛されているかを思い起こし、イエスさまの生き方に倣うものとさせてくださいと祈ることができます。
私は「虹」という言葉を聞くと、捜真幼稚園の創立50周年記念礼拝の時を思い出します。お客様を招いて礼拝をし、すべてのプログラムが終わって、外に出てきたとき、教会の十字架の向こうに虹が出ていました。(ご覧になりたい方は、「50周年記念誌」に写真が載っています)「ああ神さまはまた契約の印を見せてくださり、私たちが祝福されていることを思い起こさせてくださった」と当時の先生たちと話したのを覚えています。私たちが神さまを忘れても、神さまは決して忘れないで祝福し続けてくださる。このことを心にとめながらこの夏を過ごしていきたいですね。
園長 寺田 千栄