園からのお知らせ

NEWS

認定こども園捜真幼稚園2023年11月園だより

「地は(神が)お造りになったものに満ちている。」詩編104編24節

神さまが世界を創造なさった時、「神は、造ったすべてのものを御覧になった。それは極めて良かった。」と書かれています。(旧約聖書 創世記1章31節、聖書協会共同訳)

讃美歌21-361番の歌詞をご紹介します。
1 この世はみな 神の世界、あめつちすべてが 歌い交わす。
  岩も木々も 空も海も み神のみわざを ほめたたえる。
2 この世はみな 神の世界、鳥の音、花の香 主をたたえる。
  朝日、夕日 空に映えて み神のみわざを 語り告げる。

自然世界は、造り主である神の創造の業を讃えています。そして、人間は、地球の管理を神様から委ねられました。しかし、神のご支配を忘れ、人間が自然を自由にすることができるかのような高慢に陥った結果、さまざまな自然破壊や環境問題が起こり始めました。しばらく前は、地球温暖化はフェイクニュースだという主張をする人たちもいました。しかし、今は、そのような楽観的な見方をすることはできなくなっています。世界中で、地球温暖化が進み、海水温が上昇することによる、自然災害が世界中で起こっています。自然災害ではなく、人為災害と呼ぶべきなのかもしれません。

讃美歌21-361番の3節の歌詞はこうです。
3 この世はみな 神の世界、悪魔の力が 世に満ちても、
  わが心に 迷いはなし。主こそがこの世を治められる。

まさに地球を破壊するようなさまざまな悪魔的な力が働いていることは否めません。ですから、「金だけ、今だけ、自分だけ」の生き方ではない賢い判断と選択をしてくれる人たちが、政治や経済のリーダーになってくれることを願います。その上で、なお、私たちは、この世界は主なる神こそが根底において支配していることを信じます。そして、たとえ、状況は困難であっても、絶望してしまうのではなく、この世界も、そして、人間も、本来は極めて良いものとして造られたことを信じ、希望をもって歩んでいきたいと思います。そして、子どもたちや孫たちに、少しでも良い地球を残すために、今、できることを、たとえ、それが小さなことであっても、取り組んでいきたいと思います。それが次世代のための大人たちの使命です。
 

理事長 小野慈美

ページのトップへ