園からのお知らせ

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2026年2月園だより

「わたしが愛したように」

新しい年が明けると、あっという間に年度の締めくくりの時をむかえます。日々の保育の豊かな実りの時でもあり、喜びと恵みに満たされつつも、年長児一人ひとりの顔を見て胸がいっぱいになる時でもあります。先日、年長組は最後の園外保育に出かけました。もうすぐ幼稚園に到着するという時、みんなでバスの運転手さんにお礼を言うと、運転手さんはマイクを通して「小学生になっても、頑張って下さいね」と励ましの言葉をくださいました。心が温かくなった出来事でした。
さて、今月の聖書の言葉に注目しましょう。
『わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。』ヨハネによる福音書15:12
この言葉はイエス様が語られた言葉です。ですから、“わたし”とはイエス様のことです。イエス様が私たちを愛したように、互いに愛し合いなさいとおっしゃっています。しかも、イエス様がこのことを語られたのは十字架にかけられる前の晩でしたから、遺言のような言葉なのです。
捜真幼稚園に勤めてから毎朝祈祷会で祈る時を与えられています。「イエス様が愛されたように、子どもたちを愛していくことができますように」という祈りを聴いてから、私もそのように祈るようになりました。同時に、“イエス様が愛されたように”とはどういうことなのか、イエス様が私を愛される“愛”とは、どのような愛なのかを捜し求めるようになりました。
イエス様は、神の子であるにもかかわらず人間として生まれてくださったお方です。さらに、私たちの罪を赦すために十字架にかかってくださいました。この驚くべき出来事の土台には、どんな時にもイエス様を“私の愛する子”と呼び、どんな時にも共におられた“父なる神の愛”がありました。その愛をもって、イエス様は私たちを愛してくださっています。それは、“とことん私と共にいてくださる愛”であり、“私をひとりにしない愛”です。
人を受け入れること、赦すことも容易にはできない私たちが、互いに愛しあうことなどできるのだろうかと思ってしまいます。でも、イエス様はそういう私たちのことをよくわかっておられます。だからこそ、いつも私たちと共にいて心をほっとさせてくださり、隣にいる人へ温かい言葉をかけられるよう助けてくださいます。それは、互いに愛し合うことにつながっていく道だと思うのです。
子どもたち、保護者の皆さん、職員ひとり一人が、イエス様の愛に満たされて、その愛が幼稚園に、ご家庭に、日本中に世界中に溢れ広がっていきますようにと祈ります。
               

主幹保育教諭  黒坂 綾子
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